大きな転換期を迎える、
綱島のアクセス環境
「綱島」駅の駅係員に、新線・新駅への期待や
現況のアクセス性について伺いました。

東急新横浜線※1及び「新綱島」駅※1について
教えてください。

2022年度下期の開業を目指す東急新横浜線※1は、東急線において39年ぶりに誕生する新しい路線です。その前に新区間が開通したのは、1984年の田園都市線の中央林間延伸が最後で、私が生まれる10年以上も前のことになります。東急新横浜線※1の新駅の一つが「新綱島」駅※1です。新駅の開業は2000年のこどもの国線「恩田」駅以来23年ぶり。東急の沿線開発においても、まさに歴史に刻まれるような計画の完成が、目前に迫っているという状況ですね。

東急新横浜線※1は構想から約18年を経て実現する路線です。東横線・目黒線の「日吉」駅から、新駅の「新綱島」駅※1と「新横浜」駅※1の3駅を結ぶ、全長約10kmの路線で、「日吉」駅では東横線や目黒線と接続し、「新横浜」駅※1では同じく2022年度下期開業予定の相鉄新横浜線とつながります。これによって、二俣川方面から都心へのアクセスがスムーズになり、また何と言っても大きいのは、綱島側から新横浜へ直通になることですね。これまではバスならおよそ20分、電車だと「菊名」駅での乗換時間などを含めて10分〜15分前後かかっていたのが大幅に短縮されます。

「新横浜」駅からは新幹線が利用できるので、出張や旅行、帰省などが大変便利になります。「横浜アリーナ」や「日産スタジアム」などのエンターテインメント施設も揃いますから、コンサートやサッカー観戦などもより身近に楽しめますよね。広々とした「新横浜公園」でスポーツをしたり、のんびり散歩も楽しめますし、個人的には「ラーメン博物館」がお勧めで、とにかく色々な便利さや楽しさが広がるのではないでしょうか。

新幹線が停車する「新横浜」駅
横浜市最大(東京ドーム約15個分)の広さを誇る新横浜公園
(約4.1km)
アクセス概念図

東急と綱島の関係について教えてください。

東急では、今後の開発構想における4つの「沿線重点エリア」を掲げています。4つのエリアは、“プラチナトライアングル”と呼んでいる「渋谷・自由が丘・二子玉川」をはじめ、「五反田・目黒・大井町」、「多摩川流域」、「横浜・新横浜周辺」。そして、「横浜・新横浜周辺」エリアにおける拠点の一つに「綱島」が含まれており、東急新横浜線※1と「新綱島」駅※1の開業、駅直結の再開発事業を含め、東急の未来に向けた沿線開発の中でも、とても重要な場所として位置付けられています。

また、東急と綱島の街は、昔から深い関わりがあるんです。綱島がかつて温泉街だったことは多くの方がご存知だと思いますが、1926年(大正15年)に東横線が開通※2したとき、「綱島」駅は「綱島温泉」という駅名でした。その後、1927年(昭和2年)には、東急株式会社の前身の一つである東京横浜電鉄が駅前に「綱島温泉浴場」を開業して、その後も旅館などが次々と建てられ、「東京の奥座敷」と呼ばれる一時代を築くほどの温泉街に発展したという経緯があります。
因みに、「綱島温泉」駅が「綱島」駅と改称されたのは1944年(昭和19年)のこと。今度の新しい「新綱島」駅※1の名称は、地元の方などの公募で1位となり決定されたのですが、2位が「綱島温泉」だったんです。歴史や文化を大切にしている街なんだなと改めて思いました。

昭和5年に東京横浜電鉄が配布した沿線マップ(一部)
 出典:HP「写真が語る沿線」横浜港北区編
綱島温泉浴場 出典:HP「写真が語る沿線」横浜港北区編

綱島のアクセス環境について教えてください。

現在、「綱島」駅は東横線の急行停車駅として、多くのお客様にご利用いただいております。乗降人員は1日当たり平均約7.5万人※3と東横線の中で7番目に多く、活気がある街です。
東横線のちょうど真ん中あたりにあるので、東京方面と横浜方面のどちらにもアクセスしやすく、例えば、ご主人が東京、奥様が横浜に通勤しているご家族などにとっては非常に便利なポジションだと思います。渋谷へは20分ちょっと。副都心線へ乗り入れるので、新宿、池袋方面へ直通でつながり、渋谷より手前の中目黒で日比谷線に乗り換えれば、六本木や銀座方面へのアクセスも便利です。さらに、日吉や武蔵小杉で乗り換えれば、目黒、大崎、品川、永田町、大手町と、都心の各方面を使いこなすことができます。反対に横浜へは10分程度。急行なら2駅と本当にあっという間です。
「新綱島」駅※1が開業すれば、2駅を利用できるようになりますので、綱島のアクセス性はさらに磨きがかかります。利用できる路線数は、2路線と相互直通する路線を全て含めると11路線※4にもなり、ビジネス、ショッピング、レジャーとあらゆる面でのフットワークが向上します。

渋谷
横浜

それと最後に、もうひとつのアクセスについてですが、綱島はバス便がとても豊富で、住民の皆様の日常的な足として利用されています。東急バスをはじめ、横浜市営バス、臨港バスによる22系統が運行しており、川崎や港北ニュータウンなど、電車では直通で行けないエリアにも一本で便利にアクセスできます。「新綱島」駅※1周辺の土地区画整理事業区域内※5には、新しいバスの乗降場が整備される予定なので、より便利で安全に利用できるようになると思います。

「綱島」駅のバス停留所
センター北駅周辺

※1.2022年度下期開業予定。ただし、工事の状況等により予告なく開業時期が変更となる場合があります。駅名は、整備主体の独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構と営業主体の東急電鉄株式会社および相模鉄道株式会社が都市鉄道等利便増進法に基づき神奈川県および横浜市に協議を行い、同意を得たうえで国の認定を受けて正式に決定する予定です。
※2.当時は東京横浜電鉄、開通区間は丸子多摩川駅(現・多摩川駅)〜神奈川駅間。
※3.2020年度乗降人員数
※4.掲載の路線数は、2021年4月時点の「綱島」駅より直通利用できる路線数と2022年度下期開業後の「新綱島」駅より直通利用できる予定路線数を合わせたものです。「綱島」駅利用の直通路線は、東急東横線、東京メトロ副都心線、みなとみらい線、東武東上線、西武池袋線、西武有楽町線。「新綱島」駅利用の予定直通路線は、東急新横浜線、相鉄新横浜線、相鉄本線、相鉄いずみ野線、東急目黒線、東急東横線。路線数は変更となる場合もございます。(出典:独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構HP「神奈川東部方面線」パンフレット)
※5.新綱島駅周辺地区土地区画整理事業の事業施行期間は2016年度~2023年度末を予定しています(出典:第153回横浜市都市計画審議会綱島東一丁目地区関連説明資料ならびに横浜国際港都建設事業 新綱島駅周辺地区土地区画整理事業 事業計画書(第2回変更))。区画整理事業の完了は工事の状況等により遅れが生じる場合があります。また、計画が変更になる場合があります。